キッチンから考える家づくり|神戸の工務店アシストの設計思想
2026.02.17
先日、桝見がキッチン選定のためショールームを訪れました。
アシストのスタジオに設置する見本として選んだのはグラフテクトのキッチンです。
今後はショールームへ足を運ばなくても、アシストで実際の質感や使い心地を確かめていただけるように計画しています。
今回の採用は、単なる設備のグレードアップではありません。アシストの家づくりの方向性を、より明確にするためのものです。
家づくりの打ち合わせでは、「キッチンはどのメーカーにしますか?」という会話がよくありますが、本来、キッチンは単体で考えるものではなく、LDKという空間の中心にある存在です。
グラフテクトの特徴としてはキッチン・ダイニング・収納を一体として設計できることがあります。
家具を選ぶ感覚ではなく空間を設計するためのパーツとして扱えるキッチンです。
デザインだけを優先した設備でも、価格だけを優先した設備でもありません。
高品質でありながら、過度に高価になりすぎない、このバランスの良さが、フルオーダー住宅を現実的なコストで成立させてくれます。
この考え方はキッチンだけではありません。
アシストでは室内ドアにも同じ基準を持っています。
採用しているのは株式会社KAMIYA のフルハイトドア。
天井まで伸びる建具は、枠の存在感を減らし、壁と一体化します。
ドアが主役になるのではなく、空間そのものの完成度を上げてくれるのです。
アシストの標準仕様という考え方について、一般的に「標準仕様」というとコストを抑えるために決められたもの、という印象を持たれることがありますが、アシストでは少し意味が違います。設計の自由度を下げるための標準ではなく完成度を高めるための標準。設計を邪魔しないものだけを残した結果、グラフテクトのキッチンとKAMIYAのドアが標準になりました。
住まいは、設備の集まりではなく暮らしの積み重ねです。アシストは「選べる数」を増やすのではなく「後悔しにくい基準」を用意したいと考えています。
見た目の印象だけでなく、長く住んだときの心地よさまで設計すること。
その積み重ねが、家族の思いをアシストする家づくりにつながると考えています。
