「家の作りようは夏をもって旨とすべし」──これからの時代に考えたい、涼しい家づくり
2026.07.10
こんにちは。アシストの笹倉です。
近畿地方も梅雨明けし、本格的な夏がやってきましたね。
近年は地球温暖化の影響もあり、昔の夏とは比べ物にならない酷暑になることが多く、熱中症で亡くなっている方のニュースも毎年耳にします。
暑い夏を乗り切るために、夏涼しい家づくりを考えることが大切になってきます。
徒然草の一節に「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」という言葉があります。中学生の頃に授業で聞いた記憶がある方も多いのではないでしょうか。
夏、快適に過ごせる家が、いい家であるという意味です。
昔から日本の夏は高温多湿で、冬に比べても凌ぎにくかったということが伺えます。
700年も前の言葉ですが、猛暑が続く今だからこそ、あらためて考えたいですね。
昔の家は風通しを重視した造りが多く、窓を開けて過ごすことが一般的でした。
でも今は35度を超える日も珍しくなく、昔とはもう気候が違います。熱中症のリスクを考えても「エアコンを使わずに夏を乗り切る」という考え方は現実的でなくなってきています。
エアコンを使うことは大前提として、大切なのは「エアコンに頼らない家」ではなく、「エアコンがしっかり効く家」を作ることです。
そのために大切なのは住宅の断熱性能と気密性能です。
外からの熱をできるだけ室内に伝えず、冷やした空気を逃がさないことで、少ないエネルギーでも快適な室温を維持しやすくなります。
性能の高い住宅では大きなエアコンを何台も置かなくても涼しい家を実現することができます。
冷房効率が良くなれば、光熱費の節約にもつながり、環境にも家計にもやさしい住まいになります。
サーキュレーターを使って空気を循環させることによって、天井付近にたまりやすい暖かい空気と、床付近の冷たい空気を循環させることで、室内の温度ムラを少なくし、エアコンの効率を高めることができます。
ちょっとした工夫で、体感温度にも違いが出てきます。
また、窓の位置や大きさ、軒や庇の出方もポイントになります。
夏の強い日差しをできるだけ室内に入れないよう工夫することで、室温の上昇を抑えることができます。
また、敷地の条件を踏まえながら風の通り道を考えた窓配置にすることで、春や秋など気候の良い季節には自然の風を取り込み、より快適に過ごせます。
デザインだけでなく、「光」と「風」を考えた設計が、住み心地を大きく左右します。
今後も地球温暖化は進み、暑い夏は続く可能性が高いですよね。
そんな気候の日本でもこれからも快適に暮らすために、性能や設計をしっかり考えることが大切です。
アシストでは、高断熱・高気密はもちろん、敷地条件や日当たり、風の流れまで考慮しながら、お客様一人ひとりに合わせた住まいをご提案しています。
これから家づくりをご検討される方は、「夏を快適に過ごせる家」という視点も、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
