気をつけて！変動金利で発生することがある未払利息

適用金利は半年ごとに見直しがあります。
一般的な返済方法の元利均等方式では月々の支払額を一定に保ち、内訳での利息の割合と元本の割合が毎月変わります。当初は利息が多く、返し終わりに近づくと利息の割合は低くなります。
金利が上がると利息部分の支払いの割合が増えます。
急激な金利上昇が起きても困らないように5年間は支払額を変えない、5年後も支払金額は125％を超えないなどの決まりがあるのですが、支払金額よりも利息部分が多くなってしまうと、足りない分の利息は繰り延べられてゆきます。そして元本の支払いに到達しないためいくら返済しても元本が減らないという状態に陥る場合があります。
この状態を未払利息といいます。

未払利息の発生の危険を回避するための方法としては、「繰上げ返済をして住宅ローンの元金部分を減らす」、「返済期間を短く組んで、返済額に占める元金部分の割合を高めておく」などといった方法が挙げられます。
変動金利は利息が安いのは大変な魅力ですが、やはり変動金利型を利用するのであれば、未払利息の仕組みをしっかりと理解しておき、できる限り返済期間を短くしたり、繰り上げ返済を上手に活用したりすることが重要だと言えるでしょう。