〜湿気・カビ・洗濯の悩みを解消する設計アイデア〜

〜湿気・カビ・洗濯の悩みを解消する設計アイデア〜

ジメジメとした湿気、洗濯物の悩み、カビの発生……。
日本の暮らしに欠かせない「梅雨」は、家づくりにおいても見逃せないテーマです。
そこで今回は、梅雨の時期でも快適に過ごせる注文住宅の工夫を、プロの視点からご紹介します。

1. 湿気をコントロールする「通気設計」と「調湿建材」

梅雨の悩みといえば、やはり“湿気”。
住宅の湿気対策には、まず風通しの良さ=通風計画が重要です。

● 効率のよい風の通り道をつくる
• 窓は「対角線上」に配置し、風の入口と出口を確保
• 引き違い窓ではなく縦すべり出し窓を使うと、外の風を室内に効率よく取り込みやすくなります
• 1階と2階に窓を設けて空気が縦に抜ける構造(重力換気)もおすすめです

● 調湿できる「内装材」を選ぶ
• 湿気を吸放出する調湿性能のある壁材や天井材(例:エコカラット、珪藻土、無垢材など)を一部に採用することで、湿度を快適に保てます
• 特に寝室やクローゼット、玄関まわりなど湿気がこもりやすい場所に使うのが効果的

2. カビを防ぐ「換気」と「空間設計」

梅雨の時期に悩まされるのがカビや結露の発生。
これを防ぐには、**「湿度」+「空気のよどみ」+「温度差」**をできるだけ取り除くことがカギです。

● 24時間換気システムは“使いこなす”ことが大事
• 建築基準法で義務化されている24時間換気ですが、実際に住み始めると「電気代が…」と止めてしまう方も多いのが現実
• 梅雨の時期は切らずに常時稼働をおすすめします(高性能な熱交換タイプなら電気代も抑えられます)

● デッドスペースに注意!
• 収納の奥・階段下・床下収納など、空気が流れにくい場所には換気口や小窓を設ける工夫を
• 対流が生まれるように設計段階から考えておくことで、カビのリスクを軽減できます

3. 洗濯ストレスを減らす「ランドリールーム」のすすめ

梅雨の時期、一番実感するのが**「洗濯物が乾かない!」問題**。
室内干しをしているご家庭も多いと思いますが、湿気・ニオイ・生活感が気になることも…。

そこで今、注文住宅で人気なのが**「ランドリールーム」**の設置です。

● ランドリールームのメリット
• 室内干し専用空間なので、リビングがごちゃつかない
• 換気扇+除湿機+サーキュレーターなどの設置で早く乾く&カビも防げる
• 洗濯→干す→たたむ→しまうの家事動線がスムーズに

● おすすめ設備
• ホスクリーンなどの天井吊り下げ式物干し
• **ガス乾燥機「乾太くん」**との併用で雨の日もスピード乾燥
• 窓+換気+除湿機を組み合わせた「梅雨でも乾く空間」をつくりましょう

4. 玄関・脱衣室・クローゼットも“湿気に強く”

湿気やニオイがこもりやすい場所にも、ひと工夫を。

● 玄関
• 下駄箱の背板を抜いて通気を確保
• 湿気を吸うシューズクローク用壁材もおすすめ

● 脱衣室
• お風呂の湿気が流れ込むため、換気+壁材の選定が重要
• 調湿クロス+小窓の組み合わせが効果的です

● クローゼット
• 換気口や通気スリットで空気のこもりを防ぐ
• 内装に「吸湿・消臭効果のある素材」を使うと、服も長持ち◎

まとめ

梅雨は日本に住む以上、毎年やってくる避けられない季節。
でも、注文住宅ならそのストレスを最小限に抑える設計が可能です。

✅ 通気と調湿を意識した設計
✅ カビを防ぐ空間づくり
✅ 洗濯の悩みを解決するランドリールーム
✅ 湿気がこもりやすい場所への工夫

これらを取り入れれば、梅雨でも快適に、そして家族みんなが気持ちよく暮らせる住まいが実現します。

家づくりをご検討中の方は、ぜひ梅雨対策も視野に入れてプランニングしてみてくださいね🌿

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