じめじめとして嫌な季節ですね。こんなに雨が多いと、気が付けばカビが!こんなことはありませんか?
カビを見かけたらカビキラーをシュッと!これで安心してはいませんか?
実は、皆さんが退治しているカビは、家の中全体のカビのほんの一部に過ぎないのです。
カビは、皆さんの目に見えない壁の中にも生えます。そういった目に見えないカビは、家の骨格ともいえる木材を腐らせ、気付いたときには皆さんが住むことができないくらいボロボロの状態になっているのです。
そもそも、カビはなぜ生えるのでしょうか?高温多湿な日本において、カビが生えやすいことは直感的に理解できるでしょう。
もう少し噛み砕いてみると、カビは以下の4つの条件を満たしたときに生えやすくなるのです。
1温度
2栄養
3酸素
4水分
これを理解した上で、カビを生えさせないようにするには、どうしたらよいのでしょうか?カビを完全に死滅させるには、室温を120℃まで上げなければなりません。それは現実的な対策といえるでしょうか?カビが育つのに必要な栄養や酸素を室内から除去することも不可能でしょう。4つの条件の中で、私たちがコントロールできる唯一のものといえば、湿度です。家の中でカビが生えないようにするためには、相対湿度を60%以下に保つことが一番現実的と言えます。とはいえ、高温多湿の日本において、家の中でカビを生えさせないことが、果たして可能なのでしょうか?
なぜ家にカビが生えるかというと、家そのものが湿度をうまくコントロールできてないからです。
気密性という言葉をご存知でしょうか?気密性とは、家がどれだけ隙間なく作られているを表します。「気密性が高すぎると息苦しくなる」と言う方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。気密性が低いということは、家が隙間だらけということです。外の湿った空気は、隙間を通って家の中に侵入してくるのです。
気密性の指標には、C値という数値があります。C値とは、家の中の隙間を延床面積で割ったものであり、㎠/㎡の単位で表されるものです。C値は大きい方が良いですか?それとも、小さい方が良いでしょうか?
そうですね。C値は小さい方が良いですよね。C値が小さいほど、家の隙間が小さく、気密性が高いからです。
家の気密性が確保されていることを前提に、次に挙げる条件としては断熱性があります。家を高気密・高断熱にすることによって、北側の部屋や浴室が極端に寒くなるということはなくなります。これは、結露の防止につながります。
気密性にはC値という指標があるように、断熱性にもU値(熱貫流率)という指標があります。U値とは、家の床や壁、屋根などからどれくらい熱が逃げやすいかを表した指標です。U値が大きければ大きいほど、家の断熱性が低く、熱が外に逃げやすいということになります。また開口部である窓の断熱性を高めることも、家の断熱性を確保する上での要になります。せっかく壁や床の断熱を確保しても、窓が熱橋となってしまっては意味がありません。窓の中でもっとも断熱性が低い仕様の代表格が、単板ガラスのアルミサッシではないでしょうか。最近では、サッシの素材として樹脂を使用したアルミ・樹脂複合サッシも開発されていますが、結局はアルミの部分が熱橋となるので、そこから熱が漏れたり結露が発生し、カビの原因になります。
アシストでは、神戸市で気密性、断熱性の優れた、健康的な住宅を作っています。
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